映画37:友だちの恋人@ユーロスペース

火曜日。仕事後渋谷へ急行。ロメール3つめ。なんとか間に合った。「友だちの恋人」を観る。女子ふたりと男子ふたりが交錯する恋の話。舞台はパリ郊外らしい。自然と近代建築(アパートとかショッピングモールとか)が融合した街。女子ふたりについてはどちらにも共感できず・・・。あまのじゃくなブランシュも、男好きっぽいレアも友だちにはなりたくない(ロメール女子に対してはいつもこれだ・・・)。ブランシュは感情がすぐ顔に出るからおもしろかったけど。「親友は裏切れないわ」なんていう白々しいセリフもロメールっぽくって笑えた。ふたりにいらいらしたりむかついたりしながら鑑賞。でも最後は丸く収まり妙に拍子抜けした。ま、よかったけど。それにしてもこの映画はファッションが微妙だった。アウトドアとはいえデートにそのジャンパーは・・・などと突っ込みたくなるセンス。そしてフランス水着の質の悪さにびっくり。生地が薄いんだろうなー。あと2~3本観る予定。

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映画35:飛行士の妻&映画36:美しき結婚@ユーロスペース

日曜日。土曜日からユーロスペースで「ロメールの季節」シリーズがスタート。22作品が日替わりで登場する。日本最終上映らしい(って言いながらまた上映したりすると思う)。エリック・ロメール好きにはたまらない企画。チラシをながめるだけでわくわくする。すでに観た作品や、家にビデオがある作品以外でスケジュール的に観に行けそうなものを5~6つピックアップ。まずは「飛行士の妻」と「美しき結婚」を続けて観ることにした。「飛行士の妻」は25歳と15歳の女子の間で揺れる20歳男子の物語。25歳女子は「緑の光線」(ロメール作品でいちばん好き)のマリー・リヴィエール。この人を見ていると本当にいらいらしてくるからロメールってすごい。同性としては絶対友だちになりたくない・・・。言動のひとつひとつに女子の浅はかさが表れていて、にやにやしたり腹が立ったり共感したりしながら見守る。この20歳のあまり冴えない男子の微妙な心情もうまく描かれている。年上女子とはまあまあうまく収まり(別れちゃえばいいのに・・・と思うが)、年下女子も一応キープ・・・とほくほくしていたら意外な場面に遭遇して動揺する彼。女子の方が一枚上手なのかも。ファブリス・ルキーニがほんの少し登場。こんな知人は絶対にいらないけど彼っぽくて笑える。続いて「美しき結婚」。結婚に向かって暴走する女子の話。主演はベアトリス・ロマン。マリー・リヴィエールとともに「恋の秋」に主演した彼女。「恋の秋」ではバツイチの中年女性役(とはいえとても魅力的)。さすがに若い。そしてこの若い主人公、かなり腹が立つ。プライドが高くてわがままで、でも中身は空っぽ。やはり友だちにはしたくない。「いるよなー、こういう女・・・」という苦々しい目で見ながらも、言動が理解できることもしばしばありそれがまた痛い。誕生日パーティに意中の彼がなかなか現われず、キレて「こんなに吹き消せない!」と言ってケーキに刺さっているろうそくを抜いたりとか、彼の弁護士事務所に押しかけちゃったりとか・・・。怖いのだけどちょっと気持ちがわかってしまう。女子って単純で複雑・・・。ロメールの女心描写は本当に見事だなーと感心する。どちらも大満足。それにしても画像が荒くて心配になった。永久に保存していきたいすてきな映画。帰宅してから「恋の秋」を久しぶりに観る。マリー・リヴィエールもベアトリス・ロマンも(あくまでも役の上でだけど)いろんな意味で大人になっていた。感慨深い。

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映画34:それぞれのシネマ@ユーロスペース

土曜日夜。このごろ天気が悪すぎて出不精気味。用事があるついでに渋谷で、ずっと観ようと思っていた「それぞれのシネマ」を観る。32人の個性的な監督が映画にまつわる超短編を撮り、それをまとめた作品。カンヌ映画祭60周年記念らしい。だいたいひとり3分くらい。たいていの作品は最後に監督名が出るので、誰の作品か予測するのも楽しかった。誰か分かったのは北野武(これは当然)、ダルデンヌ兄弟、チャン・イーモウ(「初恋のきた道」っぽかった)、アキ・カウリスマキ(これもわかりやすい)、デヴィッド・リンチ(実にシュール)、ツァイ・ミンリャン、ウォン・カーウァイ(これも明らか)あたり。カーウァイ作品にはゴダールの「アルファビル」が使われていた。逆に監督名が出て初めて「なるほど」「そうだったのか!」と思ったのが、チェン・カイコー、ガス・ヴァン・サント、ケン・ローチ、ランス・フォン・トリアーあたり。それぞれの個性が出ていて実に楽しめた。ジャンヌ・モローが出てたり、「男と女のいる舗道」が使われていたり、フランス映画好きにはたまらない。いちばんおもしろかったのはロマン・ポランスキー監督作品かも。会場でもくすくす笑い声が聞こえた。

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映画33:Tokyo!@シネリーブル池袋

水曜日。久しぶりの映画。「TOKYO!」を観る。東京を舞台にしたオムニバス映画。ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ボン・ジュノと監督も豪華だし、キャストもかなり豪華。最初は「interior design」。ゴンドリー作品は基本的に苦手なのだけど(ファンタジー過ぎる・・・)これはとてもおもしろかった。コンパクトなサイズがよいのかも。最後にさりげなく出てくる大森南朋が実にすてき。続いて「MERDE」。レオス・カラックス監督作品は「ポーラX」以来9年ぶりらしい。ドニ・ラヴァンを久しぶりに見た気がする。直視するのがつらいくらいの怪演・・・。はっきり言ってシャレにならない内容なのだけど、ゴジラのテーマがちょっと笑えた。「次回作はMERDE IN USA!」にはひそかにくすくす笑ったけど劇場内はシーンとしていた・・・。うーむ。最後がボン・ジュノ監督の「shaking Tokyo」。蒼井優はいつどこで見てもかわいい。香川照之の地味なのにインパクトのある演技もさすが。ほんの少し荒川良々が出ていて妙にうれしかった。エンディングテーマのHASYMOもよい。盛りだくさんで全体的には楽しいけど、カラックス作品は賛否分かれそう・・・。

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大人計画「女教師は二度抱かれた」@シアターコクーン

月曜日。東京の母と大人計画「女教師は二度抱かれた」を観に行く。チケットは無事先行で入手。7時スタートでなんと終了が10時半。長い・・・。寝ないか不安だったけど飽きずに楽しめた。大竹しのぶのクレイジーな役はさすが。市川実和子もかわいかった(だめんず好き役だけど・・・)。松尾ちゃんが出てくるのを待ち望んでいたらいきなり踊りながら現れた。松尾ちゃん、すてき・・・。久しぶりにSAKEROCKが見たくなった。以下キーワード。ル・クルーゼ、フレミングの法則、銃で撃たれる鹿のマネ、ナポリタン。ところで女教師は二度抱かれていない気がした(東京の母も同じことを言っていた)。不思議。

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ライブ20:rei harakami、カヒミ・カリィ@リキッドルーム

同じく水曜日。カヒミ・カリィとレイハラカミというすてきなふた組。これは暑い夏にちょうどよいライブだと思って行くことにした。特に生レイハラカミは2年ぶりくらいかも(ライジング以来)。開演10分前にリキッドルームに着く。まだがらがら。高台をキープ。最初にオープニングアクトの方(名前忘れた・・・)が登場する。最近オープニングアクトの必要性に疑問を抱いているわたし。疲れるし時間が伸びるし(実際レイハラカミの途中に帰る人がけっこういた)客にとってのメリットは少ない気がする・・・。この日の彼も決して悪くはないのだけど、つい「長いなー」「早くカヒミとレイハラカミ出てこないかなー」とか思ってしまう。それもわれながら申し訳ない気持ちになる。ちなみにシャボン玉が不発で気の毒だった(手首に仕込んであったらしい)。続いてカヒミ。セットチェンジ時間が短いのは助かる。ジム・オルークさんと大友さんが共演。白いTシャツにジーンズというシンプルなファッションに、長めにそろえた前髪。雰囲気も声も実にジェーン・バーキン的(若い頃の)。本当に絵になる女子。年齢をまったく感じさせないのもすごい。見ているだけでうっとり。最初にフランス語の詩を朗読。さすがに発音がきれい(でもウィスパーボイスゆえあまり聞こえず)。歌はうまいとか下手とかを超越している。存在感で十分。しかし。それゆえに1時間が長く感じてしまった・・・。彼女のアクトは好きなのだけど正直退屈に思えた。座っていたら眠ってしまいそうなゆったりとした時間。小山田くんと組んでいたころのガーリーなカヒミがいちばん好きなのかも。ちなみにカヒミは空き時間にジムさんとボウリングに行ったらしい。カヒミがボウリングって意外。カヒミの時間が終わり、すでに9時半くらい。七尾旅人を見かけた。レイハラカミ登場。カヒミ風ウィスパーボイスで「こんばんは」(その後「ハハ(ふたつめのハは鼻で抜く)カミです」とフランス語風自己紹介)。こんなふざけた感じのちょっとふっくらした男子が、肩幅程度のサイズの箱からさまざまな音を発するというのがそもそもすごい。ラフな格好で、汗をタオル(ジャパネット風に宣伝していた)でしきりに拭う彼と、彼が作り出すもののギャップが実におもしろい。音が土砂降りの雨のように頭の上からざーっと降ってきたり、ぱらぱらと小雨のように降ってきたり、「音楽を聴いている」と単純に言えないような不思議な気分になる。うーん、いい・・・。目をつぶったり手の動きを見たりしながら1時間くらい堪能。アンコールで再び登場。「lust」の「come here go there」!喜んでいたら急に「ピー!」という大音量の電子音が・・・。機材トラブル・・・。無念の再起動。yanokamiのリハーサルでもやったことがあるらしく、矢野さんがイヤな顔をしていたらしい。曲も変えて(残念・・・)1曲プレイ。音源的にはCDでも十分に気持ちいいのだけど、生で聴く醍醐味はレイハラカミの人柄だとあらためて思った。時間が長くて疲れたけどすてきな夏の夜でした。

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映画32:ジャージの二人@恵比寿ガーデンシネマ

水曜日。仕事とリキッドルームでのライブとの合間にうまく時間ができたので、ガーデンシネマで「ジャージの二人」を観ることにした。水曜日1000円だしちょうどよかった。ダメな感じの父(鮎川誠)と息子(堺雅人)の夏の田舎生活。いろいろな小学校のロゴ入りジャージを常時着用するふたり。大きな事件もなくのんびりと時が過ぎて行くのだけど、飽きずに観ることができた。オリジナルファミコンがものすごくなつかしい。そしてジャイアントカプリコが食べたくなる。ところで女子ふたりが着ていたクマのジャージは小学校ジャージよりも微妙だなと思ったのはわたしだけじゃないと思う。あれは着れない・・・。一方で近所の謎のおばさんのファッションがいつもかわいかった。エンドロールで確認したところチャイハネでの調達とみた。エンディングテーマはハルカリなのだけど、作詞YUKI、作曲YO-KINGだった。夫婦合作か・・・(昔からYUKI嫌いヨーキン好き)。確かにメロディーがヨーキンっぽかった。終了後リキッドルームへ移動。

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映画30:白い馬、赤い風船@シネスイッチ銀座&映画31:ホウ・シャオシェンのレッドバルーン@シネスイッチ銀座

日曜日。猛暑。シネスイッチ内はしごを敢行。金曜日だと900円なのだけど金曜日はしばらく都合が悪いので仕方ない。まずは1953年の「白い馬」と1956年の「赤い風船」の2本立て。どちらも短い作品なのにカンヌ映画祭を筆頭にさまざまな賞を受賞しているらしい。特に赤い風船は50年前のパリの風景が見られるからとても楽しみ。それにしても子連れの客が多い。確かにどちらも子どもが主演だし子どもに見せたい気持ちはよく分かる。でも映画館がうるさいのは耐えられない。子どもはポニョかポケモンでも観に行けばいいのに・・・と思っていたけど誰ひとり騒がなかった。すごい!さすが銀座に来るだけある。でも持論としては「映画館での映画鑑賞は大人の特権」なので決して推奨はしません。最初は「白い馬」。野生の白い馬と少年の話。モノクロ映像でセリフもほとんどなく、実にシンプルなのだけどとてもドラマチックで迫力満点。とても50年以上前の作品とは思えない。馬に乗って走るシーンも海に消えていくシーンもすべて特撮なしのはず(逃げるうさぎを捕まえて丸焼きにするシーンも?)。主人公のおじいちゃんのヒゲが晩年のモネみたいですてきだった。大満足。続いて「赤い風船」。風船と少年の友情(?)の話。期待どおりにパリの風景がすてき。メニルモンタン通りとか道路表示板すかさずチェック。何よりも主人公の男の子がものすごくかわいい。どうやら監督の息子であり、「白い馬」の主人公の弟役だったらしい(あとでHP見て気づいた)。革靴に革カバンなのにスウェット風上下がまたかわいい。どうやって風船を動かしているのかなと思ったら、最後くらいにやっと細いワイヤー発見。そんなことにまったく気づかないくらいに動きが生き生きしていた。CGを使わずにここまでできた時代にさらに感動。カラフルな風船が飛ぶシーンは圧巻。非の打ちどころのないすばらしい作品だった。ちなみに風船はフランス語で「バロン」。続けて「ホウ・シャオシェンのレッドバルーン」。1000円で観れた。お得。ホウ・シャオシェン監督が「赤い風船」へのオマージュとして作った作品。ジュリエット・ビノシュ演じるエキセントリックな人形劇師(声担当)とそのかわいい息子(本当にかわいい!)、映画制作を勉強している中国人ベビーシッターを中心にした話。長回しでさりげない映像を重ねていくのはいかにもホウ・シャオシェン作品っぽい。会話も自然だし、人の生活を覗き見しているような気分になる。オマージュとはいえまったく別のすてきな作品になっていた。バスティーユ広場から物語はスタート。リュクサンブール公園やオルセー美術館(しかも内部)も登場。どこを撮っても絵になるのがパリのすごいところ。これは「赤い風船」と続けて観てよかった。二倍楽しめた感じ。

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FUJI ROCK FESTIVAL ‘08(1日目)

金曜日。昨年同様フジロックに1日間のみ参加(昨年は最終日)。アウトドアが苦手な人間にはキャンプ生活は無理・・・。これも昨年同様、ネットで見つけた初対面の人の車で木曜日深夜に都内出発。目的が同じ人たちといっしょなのでけっこう安全で安心。世の中って恐ろしいけど便利・・・。費用は往復で3500円程度で済んだし。無事早朝に苗場に着いて9時過ぎに会場入りする。けっこう暑くて日も差している。紫外線がきつそう・・・。とりあえずご飯を食べ(卵と肉が乗ったご飯とマンゴービール)ヘブンへ移動。キャンプしている友だちふたりと合流する。テントみたいなところの下で(夜はここにキャンドルが並んでいた)日差しを避けながら中山うりを見ることにする。思ったより声が低くてびっくり。アコーディオンだけでなくトランペットも披露する多芸でかわいい子だった。友だちとしゃべったりしながらのんびり過ごす。途中でDOBERMANを見るためにひとりオレンジコートへ移動。徒歩2分くらいで着いた。こんなに近かったのか?スカパラ的編成のバック(グレー系のスーツ着用)に、山田五郎似のフロントマン(鮮やかなブルーのスーツ着用)。友だちは「ボーカルがいらない・・・」と言っていたけど初見だったからか、意外とだいじょうぶだった。確かにくどいが。アーティスト本人がいちばん楽しそうだった。やっぱりフジロック出れるとうれしいんだろうなー。あまりにも暑くて途中で脱走。ホワイトステージへ向かう。山の日光が怖くて木陰の芝生(斜面)で休憩。風が気持ちいい。しばらくして原田郁子がスタート。ステージはまったく見えなかったけどそのまま座って聴くことにする。1曲目に「百万円と苦虫女」のテーマをやってくれた。感激。泣ける。「いかれたbaby」に鳥肌。フジロックに来てもつい邦楽を聴いてしまうけどいいものはいい。うとうとしたりしながらのんびり鑑賞。その後グリーンステージに戻り腹ごしらえして(お好み焼きとビール)くるりに備える。マイクチェックしながら「かえるのうた」を輪唱するふたり。近くにいた子供が「ブレーメン!」と言っていて微笑ましかった(残念なことにブレーメンもジュビリーもやらなかったのだけど)。せっかくなのでちょっと前の方へ行ってみる。ロックンロール、飴色の部屋、ワンダーフォーゲル虹(この流れがすばらしかった!)、東京など名曲だらけ。フェスならではのラインナップ。アマデウスでは岸田が鍵盤を弾いた。最後にばらの花。何回聴いても文句なしにいい。やはりくるりはいいなー。わざわざフジまで来て見なくてもいいだろうと思ったりもするんだけど、吸い寄せられてしまうから仕方ない。次のTRAVISはグリーンステージ後方に戻って休憩しながら鑑賞。数年前にサマソニで見て以来。それにしても洋楽は聞き分けができない・・・。weezerくらい好きにならないと判別が不可能。身体的な欠陥なのだろうか・・・。そしてTRAVISの時にこの日初のまとまった雨が降り出した。レインコート着用。雨は困るけどせっかくの長靴なのでちょっと降るのはうれしい。去年はほとんど降らなくて物足りなかったし。最後にボーカルが客席に降りてもみくちゃになっていた。その後GYPSY AVALONに移動。ZAKさんとその息子(たぶん)を目撃。友だちと久しぶりに合流してSunshine Love Steel Orchestraを見る。地面に座ってのんびり過ごす。スチールパンの3人組。ふたりはLITTLE TEMPOの人だった。知っている曲なのにスチールパンで聴くとまったく違う曲に聴こえて友だちともどかしい思いをする。ゆるやかですてきな時間。さらにもうひとりと合流して腹ごしらえ。タイラーメン美味。続いて同じくアヴァロンでsleepy.abを見る。初見。配列が不思議(向かって左からベース、着席ギター、その後ろにドラム、右端がボーカルギター)。なかなかよかった。最近若手には積極的に興味が持てないけどまた機会があったら聴きたい。ふたりと別れ、ヘブンへSPECIAL OTHERSを見に行く。実はけっこう久しぶり。去年12月のワンマン以来かも。時間は夜9時。本人たちも言っていたけどフジのゴールデンタイム。雨もすっかり上がり、たくさんの人が集まっていた。カサビアンとマイブラも見たかったけど、グリーンステージとの往復はきついのであきらめることにした(電気グルーヴが見れなかったらフジに来た意味ないし!)。久しぶりに見たけどやっぱりよい。演奏力も上がっている気がした。夜の野外というのもぴったり。しかし。客のモッシュに辟易・・・。なぜAIMSIDOLで暴れるのか・・・。2年くらい前のライブではありえなかった荒れ方。明らかに楽しみ方を間違えている客が多くてがっかり。もうワンマンには行けないな・・・。スペアザが10時半くらいに終わり、そのままNEW MASTER SOUNDSをちょっと見たかったのだけど、オレンジコートへ流れるおびただしい数の人間を見て焦る。電気に備えて早めに移動。すでにたくさんの人。実際オレンジコートは入場規制がかかり、マイブラ後に来ようとした人はオレンジコートに近づけなかったらしい。友だちも電気は見れなかったとのこと。11時からオールナイトフジスタート。DEXPISTOLSという人が登場。端の方で少し休憩して体力温存。しばらくして真ん中辺へ移動する。オレンジコート、マナーが悪い人多すぎ。明らかに人が増えてきているのにレジャーシートや大きなチェアーを広げたままの人が大量にいた。通りがかりにばーんと広げてあったキティのレジャーシートを踏んで通ったら、女子が彼氏に「踏まれたー」と言っていた(彼氏は無反応)。そりゃ普通踏むだろ・・・。清志郎やブルーハーツ(しかも「ダンスナンバー」!)などなかなかすてきな選曲。そして12時。待ちに待った電気グルーヴ登場!ちょっと遠いけど(前進は危険そうなのであきらめた)なんとか見える感じ。「ズーディザイア」「モノノケダンス」とJ-POPの曲からスタート。意外と周りの客が静かでびっくり。棒立ちの人ばかり。何しに来たんだろう・・・。それと音が明らかに小さかったのにがっかり。トラブルかミスと思われる。N.O.やシャングリラが流れると客にもやっと反応がみられた。あいかわらず多くの人々にとっての電気グルーヴは数年前で停滞しているらしい。光る服を着てダンサーといっしょに踊るピエール。FLASHBACK DISCOがうれしかった。そしてカフェ・ド・鬼+富士山。ピエールはなぜか「阿蘇山!」と叫んでいたらしい(後で知った)。あっという間に40分のアクト終了。早い・・・。帰途につく。次のDJがポニョを流していた。ものすごい人ごみの中を必死に移動。通りがかりにヘブンのニューマスターサウンズをチラ見(結局12月のワンマンに行くことにした)。途中で「菅井君と家族石」が上映されていて一瞬足が止まったけど帰らなければならないのであきらめる。暗闇の中を歩き(つい懐中電灯を持ってくるのを忘れてしまう)無事に同乗者たちと合流。そして朝無事に帰宅。行くと楽しいのだけどやはり疲れる。ここぞとばかりにハメを外す人にも耐えられない(幸いなことに今回はあまり不愉快な思いはしなかったけど)。来年は行くのかなー。今年の夏フェスはたぶんこれだけ。あとは10日のWORLD HAPPINESSに行くかも、くらい。

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映画29:百万円と苦虫女@シネリーブル池袋

水曜日。夜わざわざ池袋に出かける。できるかぎり早く「百万円と苦虫女」が観たかったので。予告編だけで何度うるうるしたことか。蒼井優好きとしても見逃せない。前科者になった女の子が100万円貯めてはいろいろな場所を転々とするお話。お供は手製のすてきなカーテン。決してきれいごとばかりの物語ではなく、行く場所場所で傷ついたり挫折したりする。でももちろんすてきな出会いもあり(ピエール瀧が実にすてき!)、人の優しさとか醜さとか情けなさとかがじわじわと体に染み込んでくる感覚。最初ただの脇役だと思っていた弟の存在が大きくて、ふたりの手紙に涙が出た。そして森山未來を人生で初めて「かっこいい!」と思えたのが収穫。ふたりの出会いには本気でキュンとした・・・。恋っていいねー。後半の彼の意図は途中でだいたい読めたけど、最後も単純なハッピーエンドじゃなくて逆にそれがよかったと思う。ラストシーンに原田郁子の歌がかぶさってさらに泣けた。もちろん蒼井優も文句なしにかわいい。こんな魅力的な女優がいるなんて、邦画も捨てたもんじゃないなーとつくづく思う。そして「ぐるりのこと。」でいい味を出していた寺島進の嫁役の女優が、海の家の奥さん役でやっぱりいい味を出していた。これは一食抜いても観に行くべき。

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